日体大記録会
ゲディオン13分13秒06
まずはその話から。
- 男子5000m17組
スタートから猛ダッシュを見せるゲディオン/日清食品。最初の1周を61秒で入ったダッシュに、反応する選手、無視する選手と分かれて、早くも集団は2つに。
1000mを2分37秒で通過した第1集団には、外国人8人と、日本選手では、竹澤/早稲田、北村/日体、高橋/城西。
1600m辺りで高橋が脱落したのに続いて、2000mを5分17秒で過ぎた頃には、ゲディオンと、ニコラス・カマウ/JAL、サミー・アレックス/コニカミノルタ、ダニエル・ムワンギ/JALと、竹澤、北村の6人に。
2000〜3000の間では、ムワンギ脱落。そして2900mで不可解な動きを見せた北村は、3000mを7分58秒で通過した辺りで棄権したらしい*1。
ゲディオンの展開が速すぎるので、これまでほとんどフォロー出来てなかった第2集団は、宇賀地/駒沢が引っ張り、伊藤/城西、阿久津/日大、松藤/日大なども前方に。中途半端だけど、この第2集団も2400m通過が6分40秒という、十分すぎるほどのハイペース。
先頭集団は3200mを過ぎた辺りから竹澤も脱落し、ゲディオンとアレックスの一騎打ちに。
4000mを10分39秒で通過しても、2人の差は5mもない。
さすがにラストの1000mは、ラスト600mを1分30秒でカバーしたゲディオンが勝利。
ゴールタイムは公式サイト参照。
と、読んで分かるとおり、ゲディオンは去年後半に大ブレイクしたからいいとして、コニカミノルタの新外国人ね。
最後までゲディオンにくらいつき、日本初戦で13分20秒。今日は会場に酒井監督の姿もあったから、相当力を入れてるんだろう。
日本の大学生はこの時期にこのハイペースに付き合ってよかったんだろうか*2。単に最初からペースが速かっただけではなく、前半、力のない外国人も飛ばしたため、それらの選手が落ちてきたのが格好の目標になってペースが下がらなかったんだよね。
ちなみに、今日のゲディオンの1周ごとのLAP*3。
『61秒-64秒-64秒-64秒-64秒-65秒-65秒-63秒-64秒-65秒-64秒-60秒-30秒(ラスト200m)』
これでも驚くんだけど、12分台目指すならこれよりLAP1秒ずつくらい上げなきゃいけないんだよなぁとか、ベケレはこんなペースで10000m走るんだよなぁとか思うと、ゾッとする。
- その他いろいろ
- 男子5000m12組
なぜかカネボウ勢が登場。
そしてなぜか、集団後方からレースを進める。
徐々に進出し、最終的には入船満が1着だけどさ。タイムは14分36秒。
この組最下位に終わった、日清食品の梅野って誰？？
- 男子5000m13組
そんなに知ってる選手いないけど。
前半は永井/日体が引っ張ってたけど、中盤先頭に立ったのは、実井/日清食品。
ベテランにこんな仕事させるなよ・・・。
- 男子5000m14組
ラスト前4組目のこの組に、なぜかカネボウの主力が挙って出場。
そしてスタートから飛ばす。
入船・真壁・森田・野田・瀬戸が1000m2分43秒、2000m5分28秒で飛ばす集団には、門田・久野・樋本の拓殖大勢もくらいつく。一呼吸おいて、山田/コニカミノルタ。
早々と集団から遅れた顔ぶれに目を向けると、その中に中井祥太。走りが重いし、なんか、大学2年くらいのときの走りからは想像もつかない。そして挙句の果てには、カネボウ勢に周回遅れ・・・。
この組は、真壁・入船・森田が13分台。
だからなんでこんな時間の早い組に出たんだと。
一緒に走った、二流どころの大学生がかわいそうだよw
- 女子3000m4組
馬目/しまむらが先頭を走る中、常に2番手でピッタリ付けてた田中/積水化学が最後に逆転。
田中の走り方って独特だねw
- 男子5000m15組
野村/JR東日本が引っ張るが、最初の1000m2分50秒から、次の1000mが2分55秒とペースが下がったことに業を煮やして前に出たのが、下重/コニカミノルタ。
4000mでは下重のほかに、高野/早稲田、清水/駒沢、山田/JR東日本が先頭集団も、後ろも決定的な差にはなっていない。
4700m過ぎから強烈なスパート合戦。これを制したのは山田。
- 男子5000m16組
加田/中央が先頭で、1000m2分53秒、2000m5分46秒で通過。
3000mが8分41秒と少しペースが下がった後、3400mで久保/日産自動車が猛烈なスピードアップ。次の1周を64秒でカバー。
4000mを11分27秒で通過したときには、久保と、橋本/城西、山口/國學院、尾崎/早稲田の4人が先頭集団で他を引き離す。
ラスト1000m。まず久保が脱落。
ラスト1周で尾崎がスパートし、他を引き離す。しかし尾崎以上のスピードで第2集団のスパート合戦が行われていた。
尾崎は逃げ切りに成功したけど、橋本・山口は後ろから来た数人に交わされた。
