関東インカレ@国立競技場2日目

昨日の話。

  • 100m準決勝

1部。佐分/日体が準決勝敗退という、プチ波乱。
2部。神山/作新が準決勝敗退という、プチ波乱。

  • 3000m障害予選

1部1組。須田/順天が引っ張る展開も、決め手に欠きラスト勝負。1着から6着までが1秒02差という大逆転。決勝への勝ち抜けは「5着+2」・・。
1部2組。コスマス/山学の大逃げ。菊池/順天は追う素振りを見せたが、無理をせず。コスマス最初の1000m2分50秒。後ろは3分00秒。しかし2000m通過ではこの差は変わらず。この頃から「行けるんじゃね?」みたいな空気。ラスト1周、集団から飛び出した菊池がコスマスとの差をみるみる縮めて、ついには逆転。8分48秒98で1着。
2部は略。1組が3分00秒-6分05秒と入ったからか、2組は2分54秒-5分56秒とハイペースで進んだ。2組で5人が9分切り。5着の星/明治*1なんかガッツポーズしてたな。

  • 400m決勝

1部。金丸/法政の圧勝。200〜300mくらいで一瞬「ヒヤッ」としたものの、直線ではまた突き放した。タイムは45秒47の大会新。「(金丸が持ってる)高校記録と同じじゃね?」というのは、すぐにピンと来た。
2部。正川/日体大専が優勝も、圧勝とは言えず。タイムも47秒18。昨日の準決勝を46秒96で走ってたけど、難しいねぇ・・。
女子。予選から好調そうだった桑原/早稲田が54秒86で優勝。54秒台が優秀な記録ってことは分かる。

  • 110mH・100mH決勝

1部。村尾/国士舘と渡邊/法政の激戦。ゴール手前で渡邊が村尾を交わし優勝。
2部。抜群のスタートから三村/玉川が逃げ切り優勝。前年覇者秋山/埼玉大院の追い上げも届かず2着。決勝に東農大の選手が残ったということで、大根踊りは迫力あった*2
女子。予選・準決勝でトップタイムだった城下/青学大が唯一の13秒台、13秒85で優勝。今大会3本とも13秒台。っていうかさ、この人13秒68の自己記録持ってたのねw

  • 100m決勝

1部。抜群のスタートを切ったのは、木村/早稲田。しかしゴール直前で失速し6着。その木村の隣のレーンからスタートした斉藤/筑波が10秒45で優勝。風は向かい風1.8m。女子100mのレースから15分後だったのに。気まぐれな風だったねぇ・・。また、佐久間/筑波院は走れる状態に無かったらしく、一歩目からスローダウン。それでも100m走り切り、「1点」獲得。
2部。予選・準決勝共にトップタイムの田中/成蹊が10秒88で優勝。予選10秒58-準決勝10秒67と、少しずつタイム悪くなって行ってたのね。
女子。高橋萌木子/平成国際が2連覇。追風参考ながらタイムは11秒56。速報タイムが出た時、会場の至る所からどよめきが上がってたけど、正直、瞬間的にはこのタイムの意味が分からなかった筆者w

1部2部同時開催での決勝。
1部。
スタート直後から、鈴木/順天、藤澤/山学、岡村/東洋が飛び出すも、しばらくしたら岡村が離れ、やがて藤澤も離れ。鈴木の独歩。1Km4分を切るペースで歩いてたが、最後の最後にペースダウン。でも40分04秒の好記録で、他の出場全選手を周回遅れに。
驚いたのは4位に入った長岩/山学。序盤から先頭集団にはいなくて、2部の大竹/明治と並んで歩いてた*3から気にはなってたけど、いつの間にか大竹を振り切って、岡村にも4秒差でフィニッシュしてた。
2部。
は、上に書いたとおり、前半から大竹がトップをキープしてそのままフィニッシュ。2位は東海大院の選手。

  • 4×400mR予選

1部。
1組は日体・国士・中央・早稲田・日大の大激戦。この5チームが1秒以内にフィニッシュ。決勝への勝ち抜けは「3着+2」で、その「+2」はいずれもこの組から選ばれた。2組は逃げ粘る東海を、法政のアンカー金丸が落ち着いて追いかけ、最後の直線で逆転。
2部。
タイムレースで「0着+8」が決勝進出なので、見ごたえ大。
死のブロックは第4組か。横浜国立・明治・大東文化が最後の最後まで激闘。2位明治と3位大東文化の差は0秒02。この0秒02が決勝進出を分けた。
女子。決勝への勝ち抜けは「1着+4」だけど、実質3分50秒を切れば決勝へは行けた。この種目は1人の失速で大きくタイムを落とす怖さがあるんだなというのを、平成国際大学で感じた。1走は高橋だったよね??

  • 2部10000m決勝

スタート直後から、松本/明治が先頭で、ややハイペースで進む。
1200m辺りで4,5人が絡む転倒。ちょうど見てなかった時期だったけど、東野/明治とか川内/学習院が巻き込まれてた??
さてレースは、5000mを14分22秒で過ぎる頃には、先頭集団には松本、石川/明治、外丸/東農の3人のみ。しかしほどなく外丸は遅れて、明治1,2体制。おまけに8000m付近では周回遅れの東野も絡めて、明治3人が集団という状態も。
最後は松本が石川を突き放し1着フィニッシュ。28分47秒。2位の石川も28分56秒。

  • 1部10000m決勝

スタートから飛ばすモグス/山学とダニエル/日大。最初の1000mを2分41秒で通過。一瞬この2人を追う素振りを見せた日本人集団も、最初の1000m通過は2分47秒。
外人2人のペースは全く衰えず、2000m通過5分23秒。「26分台でも出す気か?」と本気で思った。外人2人は、その後の1000m毎の通過が8分07秒-10分52秒で、5000m通過は13分39秒。これでは他の選手は追いつけるハズないよ。
日本人集団は宇賀地/駒沢と、たまに森/日体が引っ張りながら、5000mを14分26秒で通過。
6000mを16分24秒で通過した先頭2人は、7000mを19分09秒で通過した頃、日本人トップ集団をちょうど1周遅れに。
ここでレースが動いた。
400m差はあるものの、「モグスについて行く選手」と「ついていけない選手」に。そしてまず“後者”にダニエル。ここでトップ争いにも決着がついた。
モグスについて行った日本人選手は、森/日体、宇賀地/駒沢、深津/駒沢、伊藤/城西、小野/順天堂、星/駒沢、柏原/東洋。
しばらくするとモグスには振り切られるものの、他の日本人選手の切り離しには成功。
先にモグスの話を片付けておくと、7000mの19分09秒以降は、21分54秒-24分44秒で、フィニッシュは27分27秒64の日本学生新記録。ダニエルも27分台。
モグスの残り1周の鐘を聞いて、残り2周になった日本人先頭集団。9300m過ぎだろうか、柏原がスパート。去年の小野ほどのインパクトはなかったものの*4、瞬間的に後ろを突き放す。しかし駒沢勢も反応し、柏原の逃げを許さず。
差が詰まるようなつまらないような状態を繰り返しつつ、9800m〜9900mにかけて、深津が柏原を猛追。そして9900m地点では完全に並んだ(ように見えた)。しかしそこから柏原がサイドのギアチェンジで深津を振り切り日本人1着フィニッシュ!!
ゴール後、ガッツポーズの柏原。膝からトラックに崩れ落ちた深津。明暗クッキリと分かれる「勝者」と「敗者」。その光景が印象的だった、1部10000m。

3回の跳躍を終えて2位だった旭/順天堂が、4回目に12m36を跳び逆転。さらに6回目で12m55に記録を伸ばし、優勝。
この種目、資格記録上位には1年生も多かったけど、1年生はあまり伸びず。逆に2年生以上が資格記録を上回るジャンプをするという光景が目立った。

1回目で十亀/法政が15m79を跳び、最初の盛り上がり。
しかし2回目に村上/日大が15m86で逆転。
しかし十亀の2回目はさらに記録を伸ばし、15m92で再逆転。十亀は3回目にも15m94を跳び記録を伸ばす。
これで勝負あり。
風の都合か気温の都合か、TOP8の最終記録って、いずれも3回目までに出された記録なんだよね。4回目以降にそれまでの記録を上回った選手は誰もいない。


とりあえず、競技の話のみ。
1時間で書けるかなと思ったけど、無理だったw
その他の話は、明日以降、時間と気力があれば。

*1:参加資格記録9分14秒06

*2:110m決勝と10000m決勝で見られた。陸上部員が応援をしてる中、本物の応援団員を呼んでたのはここだけか??

*3:2人とも1年生だ。長岩と大竹

*4:説明略w