日本選手権2日目@等々力競技場
日本選手権初観戦。
今日の目的は池田久美子女子走幅跳だったので、砂場の上の席を確保。平日の昼間なので観客はどうだろうと思ってたけど、ホームストレート側は結構埋まってた。もちろん時間が経つにつれさらに人は増えて行ったわけで。
以下、まだテレビ中継を録画したものを見てない人の感想。
そしてテレビ中継されるであろう所へはそんなに目をやらずに、テレビに映らなさそうな競技やシーンを熱心に見てた人の、戯言。
なお、面倒なので、選手の所属は略。
- 混成競技
男子棒高跳で田中が5m00をクリアした時の高さにかなり余裕があったけど、まさか5m20まで一発クリアするとは思わなかった。5m30は失敗したけど、十分に成功も有り得る跳躍だった。
男子やり投で右代が70m越え。今日最初の衝撃。
女子の方は、6種目終了時でトップだった中田が7種目目の800mを組1着でフィニッシュしたから、瞬時に『優勝』が分かって盛り上がったけど。男子の方は、9種目終了時で1位の田中より、2位の池田の方が1500mで先にフィニッシュしたから、会場全体にな〜んか変な感じもw
- 予選種目イロイロ
女子100mH。石野の圧倒的優位だよ。寺田・城下が追う構図だけど、届くとは思わない。
女子1500m。1組で須磨学園の2人がスタートから勢いよく飛び出したのが印象的。
男子1500m。2組で村刺の大逃げは面白かったけど、最後は捉えられた。
- 女子200m
和田のスタートダッシュが良かったので、一瞬「オッ」と思ったけど・・。最後は信岡。
和田が信岡に迫ったことより、和田が中村を相手にしなかったことの方が衝撃。
- 女子400mH
これさ、後の女子走幅跳にも通じることだけど、『TEAM川本』って自分たちで勝手に十字架作って、勝手に背負って、勝手に押しつぶされてない??
この大会でA標準を切らないとと言い続けて来た久保倉が、優勝は出来たけど、A標準は切れなかった。一方、この大会では特に背負うものはなかった青木は自己新記録。
- 男子400mH
間違いなく、今日一番の衝撃。
為末大のスター性というか、カリスマ性というか、そういうのを肌で感じたレース。
この舞台でああいうレースが出来る“強さ”。そしてそれに完全にやられた成迫。
ゴールした後、しばらく“笑顔の無い”ガッツポーズを繰り返してた為末。きっと『嬉しさ』より先に来る気持ちがあったんでしょう。
- 男子200m
で、為末がそんな空気を作った後の200mなので、会場の空気も「末続が勝つんじゃないか?」の方向へ。
しかし末続は後半大失速。
斉藤の勝利を期待してたんだけどなぁ。
- 女子10000m
これ、同時進行のフィールド種目を見てたので、あまり見てない。
とは言え、8000m手前で目をやると、何やら福士が怪しい動き*1。案の定、そこで福士がスパート。正直、あのスパートが決まらなかった時に、「福士の勝ちはないな」「おそらく渋井が勝つな」と思ったよ。
最後に赤羽がスパートしたことで、このレースに「感動」が追加された。
- 女子走高跳
大浦とか若杉とか、自分の目で見て今季好調だと思ってた人が、思ったほど記録が伸びす。
福本の1m91への挑戦は運もなかった。ちょうど跳躍のタイミングが、他の種目と重なったりしたし*2。
- 女子走幅跳
おそらく「池田はどこかに故障を抱えてました」みたいな記事はそのうち出てくるだろうけど、なんかこの人も『十字架』に押しつぶされてた感じで。1回目2回目の連続ファールなんて、およそ池田らしくないし。
と、まぁいろいろ言ってもきりがないので、優勝した桝見をたたえましょう。6m50越えを2本跳んでるし。もし桝見が6m60越えてたら五輪選考で一揉めあったかも知れないけど、現状ではおそらく池田が五輪行きでしょう。
- 男子ハンマー投
基本、室伏しか見てないw
大会記録とか日本記録とか世界記録にラインを引きたい気持ちは分かるけど、せめて80mラインは用意してほしかったなぁと。
そんな「日本選手権2日目」。
というか「観戦初日」。