関東インカレ最終日@国立競技場

今日は4コーナー付近で観戦。


「観戦記」と言いつつ、単なる記録の羅列が多くなりそうな今日の記録。

  • 1部200m準決勝・決勝

準決勝を制したのは、安孫子と齋藤の筑波勢。
かくして、決勝もそのような結果に。
1位2位が筑波で、また、3位4位が一昨年と去年の高校王者の小林/法政と本塩/城西だった分、4年前の高校王者で筑波大学の石塚が6位に沈んだのが気になる。
準決勝では一時期安孫子と接戦を演じた秋元/順天堂は決勝途中からスローダウン。
って、ふと気付いたけど、秋元を除けば、決勝の順位って、準決勝のタイム順に並んでる。

  • 1部800m決勝

中距離専門者vsケニア人。
横田/慶應が先頭で引っ張り、縦長の展開。
そんな中でも、序盤最後尾から少しずつポジションを上げてきたダニエル/日大。
500m付近で先頭に立ちペースアップすると、横田も太刀打ちできず。
記録会でもないのに1分48秒06で走られたら、仕方ないかなぁ。

  • 1部5000m決勝

ダニエルにとっては、800mの1時間後に5000m。
そんなダニエルは、400m過ぎにスパートすると、後は独走。決して後続との差が開いたわけではないけど、最後まで独走で4冠達成。
ダニエル独走後、2位集団を引っ張るのは柏原/東洋。1000m過ぎにこの集団は、柏原/東洋、高橋/城西、村澤/東海、深津/駒沢、ベンジャミン/日大の5人に。1000mでは5秒差だったダニエルとの差が、2000m地点では2秒差に縮まるが、これ以上は近づけず。
5人の2位集団、2300mで深津が離れ、2900mで高橋が離れて3人へ。そしてその頃、石川/明治が引っ張る7位集団が明らかに前との差を詰めてて。3300mでは、落ちてきた深津、高橋と、上がってきた石川、早川/東海、矢澤/が1つの集団に。そして程なく、深津と高橋は離れて行った。
その陣形のまま、4000m通過。その後、一瞬ベンジャミンが2位集団のトップに立つが、そこがベンジャミンのピーク。残り400mでついに石川らが2位集団に追いついて、6人の集団でファイナルラップ。最初に仕掛けたのは早川。も、すぐに石川が反応。石川の逃げきりかと思ったが、残り150mから柏原がギアチェンジ。そして残り100で先頭に立つと、石川の追撃を振り切り、柏原2位フィニッシュ。松本が石川に代わっただけで、10000mと同じ、柏原vs明治のスプリント合戦。結果も同じに。
序盤ハイペースだった分、ラスト勝負には負けたけど、村澤/東海の積極性は印象的。今日のレースでもベンジャミンには勝ってるので、それくらいのタイムはすぐに出せそう。
集団の後ろ、8位フィニッシュは鎧坂/明治だけど、一切記憶に無いわ。3000m地点では、石川らの後ろの集団、10位集団の中に名前がメモされてる。

競技場内の出来事しか知らないけど。
コスマス/山梨学院は序盤から独走。
尾崎/早稲田と宇賀地/駒沢の2位争いは、宇賀地が終始前にいたが、ラスト1周の地点では尾崎が前に。そして最後の競技場の残り200mで勝負あり。
4位以降は大集団で進むも、加藤/早稲田が残り2周くらいで仕掛けたのを合図に、集団が崩れて。ラストは大津/東洋と井上/駒沢の4位争い。大津の勝利。

  • 1部400m決勝

清水/法政がハイペースで飛ばすも、さすがにオーバーペースだったようで、後半失速。
序盤は2番手追走の吉田/順天が、アッサリ先頭に立つと、そのまま優勝。もはや50秒16のタイムが物足りないと感じる。
そして終盤で吉田を猛追した今関/順天が50秒24の自己ベストで2着。
最後の直線で伸びた岸本/法政が3着。

  • 1部4×400mR決勝

筑波は齋藤を使ってないけど、何かあったんでしょうか。
筑波の2走安孫子が、最後の直線で先行する早稲田を逆転すると、そのままトップを譲らず、2年ぶりの優勝。
アンカーで魅せたのは、金丸/法政。1走のオーバーペースが祟り、波に乗り切れないまま7番手くらいでバトンをもらうと、前を猛追。あわや2着かと思うような、4着フィニッシュ。去年は金丸抜きで優勝した法政だけど、さすがに今年はそうもいかなかった。実際優勝タイムも去年よりは全然速いし。

笹瀬/早稲田が5m20を失敗という衝撃。遠目に見てた感じだと、上では無く前に跳んでた感じ。助走のスピードが出過ぎてるんだろうか。
それでも何だかんだで3位入賞の笹瀬。2位には川口/筑波。そして優勝は5m40の大会タイを1回でクリアし、5m60の学生新に挑むもこれは3回失敗した、鈴木/東海。静岡勢の表彰台独占。

  • 2部200m準決勝・決勝

神山の圧勝は圧勝なんだけど、昨日の予選21秒11から、今日の準決勝21秒42、決勝21秒38。
「強さ」もそんなに感じられなかったんだよなぁ。決勝なんて、100m通過時は後ろから数えたほうが早かったし。

  • 2部800m決勝

300m過ぎに佐藤/専修が先頭に立ち、これで勝負ありかなと思ったら、600m過ぎにまさかの失速。
そんなレースは松島/上武が優勝。

  • 2部5000m決勝

外丸/東農大が引っ張るが、徐々にペースは落ちてきてて。
3000m通過を合図に前に出たのは、三浦、仁部の中央学院勢。
4000mでは田村/東農大が前に立ったりするが、集団のまま最終盤に。
4300mでは福山/上武が4600mでは三浦/中央学院がペースアップするも、決定打には至らず。
ラスト200mで森本/神奈川がスパート。しかしそれを合図に松原/東農大がカウンターアタック。これが決まり、松原が優勝。森本は10000mとの2冠ならず、2着。

  • 2部4×400mR決勝

大東文化が3走で転倒し、優勝争いから脱落。
平成国際vs立教という構図は、立教のアンカー岩国がラストの直線で逆転し、優勝。
「立教のアンカー岩国がラストの直線で逆転」って去年だか一昨年も見たよなぁ。立教はこれで3連覇だけど。岩国としては今日1日で400mHと合わせて2冠。

  • 女子200m準決勝・決勝

高橋/平成国際の準決勝は24秒21、決勝は23秒78。2部の神山同様、予選が最もいいタイム。
決勝で序盤に積極的なレースを見せた石川/中央が、長倉/都留文科の追い上げを振り切って2着キープ。

  • 女子800m決勝

木村/平成国際がスタート直後から先頭に立つと、400m以降は独走。
品田/筑波が全然目立たなかったなぁ。

  • 女子400mH決勝

序盤引っ張ったのは上田/都留文科。
中盤は津留/早稲田が先頭に立つも、田子/中央が差を詰め、最後の直線、最終ハードルで逆転。

  • 女子4×400mR決勝

中央が逃げる展開も、都留文化が逆転。
数チーム差の無いままアンカー勝負。ラスト200mで一気にギアチェンジし、3番手から先頭に立ったのは津留/早稲田。上田/都留文化の追い上げを封じ、早稲田が逃げ切り、この種目初優勝。

  • 1部総合得点

筑波が22年ぶりの総合優勝。400mまでの距離で爆発的に得点し、フィールドも満遍なく加算。
駒沢が15位(15点)で2部降格。15点取って落ちるのもかわいそうだけど、宇賀地1人で10点だもんなぁ。1500mの高林とか5000mの深津はポイント稼ぎを目的とするなら、違うレースパターンもあったと思うのに。というのも結果論。
14位(17点)は城西だけど、ルーキー本塩が8点(+リレー)獲ってるんだよね。来年以降を見据えればいいことかもしれないけど……。

  • 2部総合得点

手元の集計。
平成国際:95.5
上武:78
大東文化:74
東京学芸:60
こんな感じだろうか。
平成国際と上武が1部昇格。
平成国際は1年で1部復帰。上武は1部だったことあるのかな。
平成国際は混成を中心にフィールドで、上武は競歩とあわよくば中長距離で、それぞれポイントを獲って1部残留したいところだけど……。

  • 女子総合得点

手元の集計。
筑波:151
中央:119.5
順天堂:56
早稲田:55
筑波はフィールドで97点。
一方の中央はトラックでは競歩以外の全種目でポイント獲得。