日体大記録会@健志台

なんだかんだで、今年初の日体大
去年までと比べて、
・スタート後の選手紹介が無くなった
・ゴール時にタイムを読み上げなくなった
要するに、アナウンサーの仕事がチョット減ってたww


下の「速報」と重複する点も多々あるけど。

  • 男子10000m4組

最後に仕掛けた者の勝ち
5000mを14分45秒で通過する頃はまだ大集団だったが。
6000m過ぎで坂口/上武が先頭に立つが、その後、神奈川勢がポジションアップ。
6500mでは濱野/神奈川、7800mでは木村/神奈川が先頭に。
その木村が8800mからロングスパート*1。反応したのは坂口と、小川・山口のカネボウ勢。
ラスト500、今度は坂口がスパート。しかし残り300でカネボウ2人がカウンターアタック
これが決まり、カネボウのワンツー。坂口3位で、木村4位。
5位の与那嶺/東海は途中で名前が一切出てきてないけど、木村のロングスパートで一時は8番手まで落ちてるけど、最後、ポジション上げたんだな。

  • 男子10000m5組

ヤクルト記録会
今年も開催された、ジェンガ/ヤクルトによる“根性試し”。
分かりやすく言うと、ジェンガが29分00秒ペースで引っ張って、耐えきれなくなった人から落ちて行くサバイバルレース。
しかし今回は前半から若干ペースが遅め。5000mの通過は14分34秒。
それでも5000mでは15人いた先頭集団が、6000mでは11人、7000mでは8人に。
8000m手前で、池田/ヤクルトがスパートをかけてジェンガの前に。*2
8000mを23分18秒で通過する頃には、池田が単独先頭で、ジェンガが引っ張る集団に残ったのは、横峯/ヤクルト、末吉/大塚製薬、井川/大塚製薬、石田/上武大。
9000m手前、横峯が脱落気味だったので、ジェンガはそのサポートに。大塚製薬勢はチームプレーでペースアップ。1人残された石田は必死に前を追う展開に。
池田はラスト1000mを2分43秒でカバーして、28分台。石田も最後は粘ったんだけどなぁ。
5位に入った大石/中央大学に触れておくと、池田の仕掛けに対応できずに7番手集団まで落ちたけど、最後は併走してた片岡/大塚製薬に大差をつけ、ペースダウンした横峯も抜いてフィニッシュしてる。

  • 男子10000m6組

スローペースの罠
最初の1周が75秒という超スローに。橘/日産ACがすかさずペースアップし、次の周からは69秒台に。
2500m辺りから先頭を引っ張るのは仲野/愛三工業
6000mを過ぎてもまだ先頭は仲野。しかしこの頃から、尾崎/中国電力が徐々にポジションアップ。
そして6700m付近で尾崎がトップに、反応したのは大西一/カネボウや中原/城西大学など。
9000m手前で大西一がスパート。これが決まり組1着。ラスト1000mは2分39秒くらいで走ってるのか??
2番手集団は、仙頭/佐川急便、中川/スズキ、尾崎/中国電力、橋本/城西大学、田村/城西大学でスプリント合戦。仙頭って序盤は集団の後ろの方にいたのにいつの間にか上がってきてたよなぁ。城西勢とか中川は最初から集団の前の方にいたけど。

  • 男子10000m7組

カネボウ記録会&現役日本人学生最高タイム
最初の100m、アウトレーンからスタートした人たちのスピードが速すぎたようで、隊列が落ち着くのに時間がかかったw
全体的には、カネボウが先頭交代しながらレースを作っていたが、設定タイムがイマイチ不明だった。28分00秒にしては遅いし、28分20秒にしては早いし。交代する順番もタイミングも規則性が無かったので、なんとなくフワフワしたレースに見えた。
展開としては、入船・メスフィン・真壁の3人で引っ張りながら、ハイペースで進む。1000m毎に、2分51秒-2分48秒-2分49秒-2分44秒-2分49秒の14分06秒で5000m通過。
この頃、先頭集団に残ってたのは上記の3人に加えて、徳本/日清食品、森田/カネボウ、松岡佑/大塚製薬、長谷川/上武大学、清水/スズキの計8人。
5000m〜8000mにかけて、8人の集団は変わらないが、その中で、入船が先頭交代に加われなくなったことと、長谷川が常に2番手に位置してたことが、それまでとの違い。先頭がメスフィンでも真壁でも、常に2番手は長谷川。
そして8000m通過直後に、ついに集団が分裂。置いて行かれたのは、入船・松岡佑・森田。
この頃、9位以下は、鈴木/愛三工業が併走してた高橋/城西大を振り切り単独9番手、高橋を挟んで11番手は10人近い集団。その後、高橋は集団に吸収され、ずっと一人で走ってた鈴木もラストスパート合戦で後ろの集団から飛び出した数人に追い抜かれた。
話を先頭に戻すと、5人になった集団。集団が崩れた直接的な原因は、メスフィンのペースアップ。しかしすぐにペースを元に戻したために、8300m付近では長谷川が先頭に立って引っ張る場面も*3。スタート直後を除けば、このレースで唯一カネボウ以外が先頭に立った瞬間。
しかし真壁がすぐに先頭を奪い返し、そろそろ長谷川も限界な感じ。
9300m、ついに真壁がスパート、反応したのはメスフィンだけ。先頭2人+3番手集団3人でファイナルラップ突入。
ファイナルラップに入るとすぐにメスフィンが先頭に立ち、そのままフィニッシュ。3番手集団からはは清水が抜け出したが、真壁には届かず。長谷川は徳本を抑えてフィニッシュ。
なんだか、カネボウのチームとしての強さは感じなかったけど、それでもゴールタイムは速いという。
これは長谷川にも同じことが言えて、28分13秒92ってタイムは学生歴代10傑に入るようなタイムみたいだけど、そこまでの強さを感じたかどうか……。3年前、当時中央学院大の木原が28分16秒を出したレースを見てるけど、その時ほどの衝撃が無かったというか*4。どうしても「1500m選手」って印象が強いから感じてしまうことかもしれないけどね。


まぁなんだかんだで楽しんで帰ってきたので、満足。
観戦客がいつもより少ない気がしたのは、高校生が出てなかったからかな。

*1:8600m〜9000mのLAPが66秒

*2:余談だけど、池田宗司、今年4月の記録会では駒沢大学のユニフォームを着てたのに、今は既報通りヤクルトに入社したのね。9月まで学生だった説もあるけど

*3:8000m通過後の出来事を正確に書くと、メスフィンのペースアップに反応したのは真壁と長谷川だけ。清水と徳本は一瞬離されたが、すぐにメスフィンがペースを抑えたため追いついた。そのペースダウンに嫌気がして長谷川が引っ張ったのではないか

*4:余談だけど、このレース、カネボウの主力ほぼ全員が出場してた中、木原がDNSだったのが気になる