関東インカレ2日目@国立競技場

雨は降らなかったけど、気まぐれな強風。
三段跳で追風9mがあったかと思えば、向かい風もあったような気まぐれ。


↓長くなったので、畳みました。


  • 1部10000m

先にこれを片づけておく。
普段なら、スタートから順に展開を書いていくけど、今日は『人』にスポットを当てて書いてみる。
優勝したダニエル/日大。記録を狙うのは最初から諦めてたようで、スタート直後は最後方。徐々にポジションを上げ、2000m手前で最初のスピードアップをして先頭集団を4人に。4400mで2度目のペースアップをすると、独り旅となり、後は淡々とペースを刻むだけ。最初の2000mは5分30秒で通過したが、それ以降は2分53秒〜2分57秒。
2位の柏原/東洋。ダニエル最初のペースアップで集団が4人になった際、先頭集団に唯一残った日本人。4400mのペースアップでは一瞬反応したが付いていけずに、コスマスと2人で2番手集団。その後も常に日本人トップの座をキープ。9000m過ぎて松本/明治に追いつかれて、一時は逆転を許すが、ラスト100mのスプリント勝負で、勝利。
3位の松本/明治。2000m手前のダニエルの仕掛けまで、最も長く先頭に立ってた人。その仕掛けに反応できず、宇賀地とともに5位集団。やがて宇賀地にも置いて行かれ、さらに後ろから追いつかれて、6位集団を形成。しかしその後はダニエル以外では最もいいペースに。6000m過ぎにベンジャミンを捕らえると、9000m過ぎにはついに2番手集団に追いつく。勢いのまま2位集団の先頭に立つと、コスマスと宇賀地は脱落し、柏原とのマッチレース。マッチレースの結果は上記の通り。
4位のコスマス/山学。ダニエルに置いて行かれた後は、柏原と2位集団。も、8割方、柏原の後方を走ってた。レース終盤、後ろから来た松本に反応できず、4着。
5位の石川/明治。前半は、ダニエルら4人、宇賀地、松本の後ろの7番手集団。やがて松本を吸収し6位集団になると、松本に引っ張られる形で上位進出。スプリント勝負では宇賀地を下し、5位。
6位の宇賀地/駒沢。2000mのダニエルの仕掛けに反応できず、松本とともに5位集団も、やがて松本を振り切り単独5位に。この頃、先頭集団まであと2,3mに迫った場面もあったが、追いつけず。ベンジャミンを抜き、でも松本らに追いつかれ、4位集団で最終局面突入も、最終順位は6位。
7位の早川/東海。序盤は・・、え〜と。石川らの7位集団に所属し、松本を吸収するも、松本のペースアップに対応できずに、そこから8位を独り旅。終盤ベンジャミンを抜いて7位フィニッシュ。
8位のベンジャミン/日大。序盤は先頭を走ったりもしてたが、オーバーペースだったんなろうなぁ。4000mのスパートでダニエルらに置いていかれると、後は落ちていくだけ。そんな「大失速」というほどでもないけどね。


  • 1部100m決勝

江里口・木村の早稲田勢が好スタートも、早い段階で安孫子/筑波が逆転したので、後は差を広げるだけ。
10秒30という好タイム。今日の直線種目ではかなり珍しい、追い風0.4m。

  • 1部400m決勝

前半、海藤/中央が金丸/法政を先行し、一盛り上がりw
しかし金丸はコーナーで先頭に立つと、直線はセーフティーリード。
石塚/筑波と廣瀬/慶應の2位争いは、石塚の勝利。
序盤飛ばした海藤は5位。4位に入ったのは、ルーキー佐藤/筑波。

  • 1部3000SC予選

終わってみれば、組1着は松本/山学と菊池/順天。決勝もこの2人の争いだろうなぁ。

日本新記録誕生種目。
序盤から藤澤/山学と鈴木/順天が飛び出る。1Km3分55秒ペースで歩いて行く2人。
7000m過ぎに藤澤がペースアップすると、鈴木との差が徐々に広がり、勝負あり。
ペースを追っていくと日本記録ペースで歩いてるのは明らかなのに、アナウンスが一切ないので周りは静かなもの。僕は1人でテンション上がってたけどw
その後もペースは衰えず、ガッツポーズをしながらフィニッシュ。従来の記録を12秒以上も更新する、39分15秒00の日本新記録
それでも、会場で「日本新記録」がアナウンスされたのは、ゴールしてから何時間も後の話。

試技順1番目の塩見/東海が1回目に15m73を跳んで、勝負あり。試技順変わった4回目にも15m76を跳んで、とどめ。
1部も2部も三段跳は試技順1番目の人が優勝したという、偶然。

  • 2部400m決勝

押味/東京工科大はフライングに見えたんだけどなぁw
そんな押味は追い込み不発で、5着。
三村/宇都宮が優勝。

  • 2部10000m決勝

森本/神奈川が、2分50秒-2分54秒-2分54秒-2分58秒で引っ張る集団は、徐々に徐々に小さくなり、4000m過ぎには9人に。
しかしその後、森本が引っ張るのを拒否し、後ろに下がると一気にペースダウン。
3分03秒-3分07秒-3分05秒-3分04秒で8000mを通過すると、痺れを切らして森本がペースアップ。ここで勝負あり。
ラスト2000は、2分50秒-2分51秒。

岩田/東京学芸が優勝も、2m05は自己ベストからすると物足りないなぁ。

  • 女子100m決勝

高橋が11秒93で3連覇達成だけど、これは完全に失敗レースでしょう。
スタートで遅れて、林/中央を逆転したのは、50m付近だと思うし。
まぁそれでも2位には0秒35も差をつけてるんですが。

  • 女子400m決勝

中村/慶應が前半から飛ばし、コーナーで死んだふりをするも、直線では粘りを発揮。
昨日の順決勝の再現ですか。競った相手も田子/中央で同じだし。
昨日見た限りでは本命予想してた津留/早稲田は6位と惨敗。

  • 女子100mH決勝

川舩/青学が圧倒的な実力差。
2位に0秒44差。

  • 1部総合得点

手元の集計

64.00 筑波 
57.33 順天堂
54.00 東海
41.00 日本
31.00 早稲田
25.33 国際武道
23.00 東洋
21.33 中央
19.00 山梨学院
16.00 国士舘
13.00 法政
10.00 慶應義塾
10.00 明治
5.00 駒沢
4.00 城西

国際武道が大健闘。今後、上積みが期待できる種目は少ないけど、これなら逃げ切れるでしょう。
城西がピンチかな。4継では決勝残ってるけど。長距離で稼ぎたい思惑は、明治も駒沢も同じだし。
慶應は800があるから大丈夫だろうけど、マイルの不調がやや気になる。
法政・国士舘はまさか大丈夫だよねぇ。

  • 2部総合得点(上位)

手元の集計

43 平成国際
36 上武
33 東京学芸
33 青山学院
30 大東文化
24 流通経済

印象としては、上武、大東、流経、立教あたりが稼いでたイメージだけど、平成国際が混成で表彰台独占は大きい。

  • 女子総合得点(上位)

手元の集計

61 中央
52 筑波
42 順天堂
19 国士舘
18 早稲田

中央が8種目で得点してるのに対して、筑波って4種目でしか得点してないんだよねぇ。