日本学生個人選手権@平塚競技場

全カレまでに関東以外の学生を見れる機会ってほとんどないからねぇ。


平塚なので、風の関係により、スプリント種目は向正面がゴール。
そのため、どの種目も常に追風1〜2mという絶好のコンディション。トラック種目では数回、向風0m台があったけど、砂場種目では向かい風って1回も無かったような。それだけ風が安定してるってことだろうか。なので、たま〜に出る、2.1m以上の追い風が非常に恨めしい。


今日はフィールド種目を中心に見てたので、フィールドから。

大会記録は2m14。
そして今日、東海大学の4人がその記録をクリア。
何が恐ろしいって、この中から最低1人は全カレに出られないことが恐ろしい。資格記録が2m08とか2m10の選手も、2m14を跳んでるし。
そんな中でも、高張だけは別格。最終的には大会記録を6cm更新して、優勝。
競技終了後とか表彰式終了後は、4人揃って記念撮影とかしてた。

前田と大坂。筑波大のルーキー2人による、ツーマンショー。
実際は、前田の3回目、12m82を跳んだ時の“ワンマンショー”だったかもしれないけど。いい意味でのどよめきは、この日1番だったかも。*1
全カレではこの2人と、北海道のほうに強い選手1人いたよね。

三村/関西が大会記録を4cm上回る1m81の大会新&自己新で優勝。1m68を失敗したときは、こんな結末は予想できなかったけど。それよりも1m85の1本目が惜しかったなぁと思う。
2位は相原/天理で関西勢が活躍。この相原も1m74までは三村と接戦を演じるんじゃないかと思うほど好調そうだった。
4位の松本/関西って、以前、インターハイだかインカレだかで優勝してなかったっけ??

優勝記録が7m43ってちょっと物足りないかなぁ。と思っても、大会記録も7m64だしね。
関東2部の石見/明治学院が2位&関東最上位に入ってることも、物足りなさの要因の1つ。全体的にファールが多かった中、6本すべて有効試技の石見の安定度はすごいんだけど。

  • 男子100m決勝

川面/中央がフライング失格。1回目のフライングは違う人だったっぽいけど。
2人欠場して、1人失格が出たので、5人の出走。
しかもそのうち1人はスタート直後からスローダウン。
しかし残された4人が横一線のゴール前。
結果、優勝と2位は同タイム着差あり、そこから100分の3秒離れた3位4位も同タイム着差あり。競馬と言うと、ハナ・アタマ・ハナ差みたいな決着。
大石/山形のスタートが抜群だったのが印象的。優勝は田口/中京。

  • 女子100m決勝

高木/龍谷が好スタートから逃げ切り勝ち。
石川、林の中央勢の追い上げを振り切った。

  • 男子400m決勝

逃げる浦野/早稲田。
小西/早稲田がとらえるも、後ろから星畑/中京が逆転し1着。
最後の直線で猛追した袴田/東海が2着。

  • 女子400m決勝

渡辺なつみ/福島の名前を久しぶりに見ましたが。
福島3人、中央2人、都留文科2人の決勝。
武藤/福島が逃げて先頭で300m通過も、そこから、清水と利根川の中央勢が逆転してワンツーフィニッシュ。

  • 男子5000m決勝

鴛海/東洋が引っ張る展開。最初の1000m2分51秒も、2000mは5分46秒。そしてそこから、1周73秒ペースに超スローダウン。
見かねた依田/東大が2800mでペースアップ。
これをキッカケに集団が活性化するが、肝心の依田はすぐに脱落。
3500mで先頭集団を形成した5人は、世古/東洋、佐藤/東洋、横山/東洋、川村/青学、中西/福岡。この中で言うと東洋3人は依田のペースアップに対応した組。一方の川村と中西は1回離されたが追いついてきた組。
4000m過ぎ*2に、中西がペースアップ。佐藤が反応し、2人で先頭集団。
すると佐藤が4400mでカウンターアタック。佐藤先頭でファイナルラップ突入も決定的な差には至らず。
そして残り250mで中西がラストスパート*3。これで勝負あり。

  • 女子5000m

有辺/名城が引っ張るも、3分16秒-6分38秒で2000m。
その後もペースが上がらない中、2500mで矢野/松山がペースアップ。松浦/鹿屋体大が追うも追い切れず、3000mを9分59秒で通過するころには、矢野の独走態勢。
しかし、高力/鹿屋体大が後ろから猛追。3600mで先頭に追いつくと、しばらく並走。
4200mで高力が前に出ると、勝負あり。
このレースの個人的ポイントは古瀬/福島。序盤は集団の最後方。しかし展開が進むごとに徐々に徐々にポジションを上げ、終盤は1周ごとに順位を上げる感じで、3着フィニッシュ。


以下、予選種目。

  • 男女200m予選

男子。3ラウンド制の1ラウンド目は、あまり参考にならない。21秒2台で走ったのが4人だけど、この4人が中心になるとも言えないし。
女子。高橋/平成国際は明日走らないみたいね。となると、予選で強そうに見えたのは、田中/福岡。その他は、中大勢と中部勢*4が追う形か。

  • 男女800m予選

男子。
勝抜けは「4組1着+4」だけど、その「+4」が全て1組から。去年の決勝は関東1部だらけだった気がするけど、今年は関東が4人か。本命は服部/東海と予想。服部が走った組は予選出走が3人だけになったので、省エネ出来たハズ。内容的にも、最後の200mくらいスピードを上げただけだし。
女子。
川上夏紀って須磨学園だよね。立命館大に行ったんだ。そんな川上が飛ばした1組は、600m過ぎに川上が失速し、高橋・長沢の福島がワンツー。
予選を見る限り、本命は木村/平成国際、対抗は野村/中央。この2人は抜けてると思う。

  • 男子110mH・女子100mH予選

これも3ラウンド制。
男子。モーゼス/国際武道とか中村/筑波がDNS。菊池/上越教育、西澤/福岡、玉井/立命館に、関東勢で絡めるとしたら佐藤/青学だろうか。
女子。城下/青学が圧倒的すぎる。明日は自身が持つ大会記録の更新も期待してしまう。

  • 男女400mH予選

男子。持ちタイムでは岸本/法政が断トツだけど…。記野/福岡が手強い存在。
女子。予選6組→準決勝3組という第1ラウンド。なので書くこともない。

*1:悪い意味では、男子100m決勝のフライング

*2:厳密には4150mくらい

*3:ホントは残り300mくらいで仕掛けてたが、周回遅れの選手が邪魔になって上手く切り替えられず

*4:中京大中京女子大